
エルモくんの鼻、しっとりピカピカです。
ワンちゃんの鼻の構造は大きく分けて3つ
「外鼻孔」
鼻の穴にあたる部分。人やほとんどの哺乳類が円形であるのに対し横にも切れ目があります。鼻をひくひくさせることで正面からだけでなく横からも空気が取り込めるんです。
「上唇溝」
鼻の真ん中の縦線部分。ここは常に水分を蓄えていてニオイ分子の吸着に役立っています。
「鼻鏡」
表面の細かい溝。上唇溝と同様に水分を蓄えることでニオイ分子を吸着し感度を高めています。この複雑な線のパターンは「鼻紋」と呼ばれ、人間の指紋のように個体によって違います。
また、鼻の中に湿度センサーがあり、気化熱の温度差を感じ取ることで風がどちらから吹いているかを把握することができます。
このようにワンちゃんの嗅覚が優れているのは鼻の形が嗅覚を高める構造になっているからなんですね。
ちなみに、濡れた鼻はニオイを感じ取りやすくする役割だけでなく、熱を放射して体温調節をする役割も果たしているんですよ。